フローリングの部屋が主流となった日本の住宅
従来の日本の住宅は、居室と言えば畳の和室で、板の間は廊下や縁側、台所、洗面所だけでした。畳は日本の気候に合うとされ、現代でも和室を好んでいる方もたくさんいます。しかし近年の新築住宅やマンションでは、フローリングの部屋が主流となり、和室のない家も少なくありません。住宅自体が欧米化して、日本家屋と呼ばれる家が少なくなっている背景もあります。
ダニが繁殖しやすい畳
畳は湿気が多いとダニが発生することがあります。
昔のような木造の家なら風通しも良く、日本の風土に合った畳は快適なものでしたが、気密性の高くなった近年の住宅では、ダニ問題に影響を与えるようになったことは否定できません。また畳は定期的に裏返したり張替えたりしなければなりませんが、フローリングはそれほどのメンテナンスを必要とせず、お掃除も楽でダニの心配がないことが最大のメリットです。
フローリングに張り替える前に知っておきたいこと
まずはフローリング材にはどんなものがあるのかを知ることです。フローリング材の種類と特長、価格相場を把握した上でリフォームを検討しましょう。
フローリングの種類
フローリング材の種類は数多く、価格の幅も広いです。畳からフローリングに張替える場合は、どんなフローリング材を選べば良いか迷いますね。戸建住宅とマンション、選ぶフローリング材は同じで良いのでしょうか。フローリング材は日本農林規格において、単層フローリングと複合フローリングに分けられています。それぞれメリットとデメリットがありますが、フローリングにリフォームするお部屋によっても向き不向きがあると言えます。